16回は、ひさびさにインラインホッケーネタです。
おことば
16: 『新品のウイルに交換時、違和感を無くする方法が有る・・・らしい』
普段は荒れた屋外のアスファルトでプレーしていて、大会のときだけ
室内用の新品ウイルを付けて違和感有り有りな人・・・いませんか?いますよね?
そんなときとか、半年ぶりに新品のウィル・・・げ!
その違和感を無くす方法です。
まずは、直径の測れるものを用意します。ノギスがOKです。
でも、そんなに正確な高価なものは必要有りません。
0.5mmが測れればOKでしょう。
ホームセンターで売ってる\1000以下のものや
\100ショップで売っているプラスティックのおもちゃでもよいでしょう。
つづいて、今使っている スケートを取り出します。
(違和感なくキモチよく滑れていることが前提です)
で、各車輪(ウイル)の大きさを測ります。メモしときましょう。
そしてきっと一番大きいはずの 前から3輪め
を基準にしてそれぞれの 直径の差(偏差)を計算(引き算)します。
この差がアナタが違和感なく使えるアナタの滑りに合ったウイルのサイズです。
普通の Hi-Loの場合 新品時には、
前から
72mm, 72mm, 80mm, 80mm ですから、
偏差は
-8mm, -8mm, 0mm, 0mm です。
では実例です。
ここにある普通のHi-Loのスケートを測ってみます。
前から
52mm, 56mm, 64mm, 60mm です。←@
3輪目との偏差は
前から
64mm-52mm=-12mm
64mm-56mm= -8mm
64mm-64mm= 0mm
64mm-60mm= -4mm
すなわち
-12mm, -8mm, 0mm, -4mm です。←A
これに新品のウィル
(違)
72mm, 72mm, 80mm, 80mm
(-8mm, -8mm, 0mm, 0mm)
つけちゃうと
前と後ろが引っかかったように感じるはずです。
-12mm で有って欲しいところが -8mmだったり、
-4mmで有って欲しいところが 0mm なんですから。
で、3輪目には 80mmを付けるとして、Aの偏差と同じウイルを装着すると
80mm-12mm=68mm
80mm-8mm=72mm
80mm-80mm=68mm
80mm-4mm=76mm
すなわち
68mm, 72mm, 80mm, 76mm
となります。これだと ほぼ(*注1) いま現在の使い古された
良い感じのウイルバランスのまま
新品に変更することができるというワケです。
この方法だと、
・80mmのウイルが無い場合、
・狭いところでの3on3等、ターン重視のセッティングにしたい場合、
・安価な72mmウイルがあり余っている場合
等の場面で3輪目に 72mmを付けると言うこともできます。
その場合Aの偏差で計算すると
60mm, 64mm, 72mm, 68mm
を付ければ良いですね。
え? 60mmや 64mmのウイルが無い?
有るじゃないですか・・・今外した(@)のウイルが・・・
使いまわしましょう。
(注1: 実際には、横方向の厚さもすり減って変形しているのでホントはそこまで考慮しなきゃいけないので・・・だからほぼ。)
:計算に便利な Excelシートを作りました。
ここでダウンロードできます。下のアイコンをマウス右ボタンでクリックして
対象をファイルに保存 して使ってください。
では、『ウイルを経済的に交換する方法が有る・・・らしい』@いつか
にて詳しく。
ではまた来週。
画像付の詳細情報は
http://hiroshima.plala.jp/tmp/imu/16.htm?tsu=
他にも良い方法有れば教えてください。
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