さて11回めは。 powerd by ウィキペディア (Wikipedia)
でお送りします。
おことば 11: 『ベアリングのメンテに車メンテナンス用品が使えるらしい』
カミングス〜〜〜〜〜〜ンっ
さて、ベアリングのメンテナンスです。今回は ガレージに転がっている
車用の用品を使ってみました。
清掃編
まずは清掃です。なんと言っても、コレ CRC 5-56
でしょう。
小さいプラスティックの器にベアリングを入れ、過去こんなに長いこと
5-56を噴射したことないぞってくらいの量をぶちまけました。
みるみる汚れが吹き飛びます。ついでなので2時間くらい浸しておきます。
完全にグリスがオフになります。で、潤滑剤の注入です。
バラしてないので
グリス入りません。かといってミシン油のような
サラサラ系の油では すぐ流れて潤滑してくれません。
で、コレです。モリブデン配合のオイル添加剤です。
モリブデンの皮膜を作ってやろうってことです。
ABEC3の古いベアリングなのでどうなってもいいのでまるっきり『人柱』モードです。
噴霧しました。いい感じです。ただマックロになります。あちこちマックロです。
使った感じは
ミシン油と同じような感覚です。で、それをふき取ると
あら!キレイ!! 効能を読むと
『エンジン内部の清掃』とあります。
もうピカピカです。 とりあえず数回使いましたが問題ないようです。
良い感じで回っています。
回る感覚はグリス抜きしたスピード用のベアリングのようです。
多少音がします。
潤滑編II
違うセット(ABEC7)にはコレを試してみます。
STPのオイルトリートメント添加剤です。これは粘度が非常に高くグリスより潤滑が
長持ちしそうなので前から狙っていたものです。
とりあえず、浸してみます。ちなみにビンは自販機で売っているキットカットのモノです。
粘度が高いので 思ったとおり、浸透しません。
平温では
水飴以上に粘度が高いです。通常100℃くらいになる
エンジンオイルに混ぜて 700℃くらいになるターボとかを潤滑するものですから・・・あ!
温めてやれば いいわけです!
で、コレ
ヒートガンの出番です。
余談ですが、コレ、シャフトからの、リプレースブレードの着脱にとても便利です。
ガスバーナーでやるより安心ですし、ドライヤーよりも遥かに段取り良いです。
ちなみにドライヤーにカタチが似てますが、400℃くらいの熱風が吹き出せますので、
ドライヤーの代わりに使うとヤケドします。マチガイナイ。
ブレードのカーブ調整にも使えます。
で、温めます。
ポタージュスープくらいの粘度になって、いい感じで沁みていきます。
ここで不安なことがアタマを過ります。
平温に戻ったら・・・
固まって回らなくなるんじゃないか?
まぁ、仕方有りません。やってしまいましたから。
さて引き上げます。100度以上になってますから取り扱い注意です。
ベアリングの唐揚げってカンジです。美味しそうです。
乾かします・・・って乾かないので、余分な油をふき取ります。
ティッシュの上に置いとくと内部のゴミも一緒に染み出して来ます。
さめるのを待って回してみます。
回りました。
それも、い〜〜〜〜カンジです。超いい感じです。
勝負ベアリングに使えそうな雰囲気です。
新品時の音もせずちょっとグリスの抵抗を感じつつ回るあの感覚です。
で、使用感ですが・・・・・
実は、こちらはマダ使っていません。
ベアリングのメンテに車メンテナンス用品が使えるらしい II
にて報告予定。乞うご期待。
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